世界一高価なクリスマスプレゼントランキングTOP3
クリスマスシーズンにはプレゼントを贈り合うという習慣がありますが、世界で最も高価だったクリスマスプレゼントは一体何なのでしょうか?ありとあらゆるところで贈られているので、明確な答えを見つけるのは難しいかもしれません。しかし、世界にはとんでもないほど高額なクリスマスプレゼントを大切な相手に贈る人がいるのも事実です。ダイヤモンドジュエリー、貴重なアート、黄金のバスタブなど、考え得る限りの高価なプレゼントをあげることは、父親が娘に捧げる愛情表現のひとつでもあるのでしょう。では早速、(確認されている中で)史上最高額のクリスマスプレゼントを見てみましょう!
1.「オルロフのダイヤモンド」 – 金銭的価値不明
ダイヤモンドに虜になっていたというロシア帝国のエカテリーナ2世。インドから鶏卵の半分の形をした189.62カラットのダイヤモンドが届いたところ、彼女は当時の恋人であったグレゴリー・オルロフ伯爵にお願いをして、見事この品を手に入れたそうです。その結果、エカテリーナ2世はこのダイヤモンドを「オルロフのダイヤモンド」と命名し、王笏にはめ込みました。
オルロフ伯爵がエカテリーナ2世にクリスマスプレゼントとして贈ったのではないかという説もありますが、オルロフ伯爵にはこのダイヤモンドの莫大な金額を自分で支払うだけの財力がなかったという推測もあります。もしかすると、国家予算をダイヤモンドにつぎ込んだという国民からの批判を避けるために、カテリーナ2世がオルロフ伯爵からの贈り物だという話を持ち出したのかもしれません。
オルロフのダイヤモンドの正確な値段は不明ですが、歴史的な意義を有しているため、現代人の予想をはるかに超えているのは間違いないでしょう。
2.「ホープ・ダイヤモンド」と「スター・オブ・ザ・イースト」 – 推定2億5000万米ドル
20世紀初め、アメリカの社交界の名士、エヴェリン・ウォルシュ・マクリーンは当時、歴史上最も有名な2つのダイヤモンド、「スター・オブ・ザ・イースト」と「ホープ・ダイヤモンド」を所有していました。
「スター・オブ・ザ・イースト」は94.8カラットのペアシェイプのダイヤモンドで、34カラットの六角形のエメラルドと32粒のパールがチェーンでつながれたデザインです。1908年、父親が結婚祝いにくれた現金をはたいて、エヴェリンが購入したものです。彼女は、この購入はあくまでも賢い投資であり、結婚祝いだけでなく、クリスマスプレゼントにもなるとして、この莫大な支払い額を正当化しました。そのわずか3年後、出版界の御曹司であるエヴェリンの夫は、45.52カラットの「ホープ・ダイヤモンド」を彼女にプレゼントしました。
エヴェリンは若くして、このまばゆいばかりのダイヤモンドを身につけ、さまざまな行事に参加し、楽しいひと時を過ごしたそうです。自分の首元ばかりに注目されることに飽きると、愛犬にこの2つのダイヤモンドのどちらかを着けさせたとのこと。この2つのダイヤモンドを留める金具さえ買えなかった、当時の庶民の苦悩はわからなかったのでしょう。
3.エカテリーナ・リボロフレフのクリスマスプレゼント – 8,800万米ドル
ハリウッドの大物セレブの中には、記録的なヒットにより収入を積み重ね、何百万ドルもの豪邸をやっと手に入れる人が大勢いますが、当時22歳だったエカテリーナ・リボロフレフは、指一本動かすことなく、8,800万米ドルのプレゼントを手に入れることができたそうです…。
彼女は当然ながら、ごく普通の22歳の女性ではなく、ロシアの大富豪ドミトリー・リボロフレフの愛娘。大富豪の父親ともなれば、数千万ドルのクリスマスプレゼントを子供に贈るなんて痛くも痒くもないでしょうね。ドミトリーは、まるでごく自然な贈り物をするかのように、8,800万米ドルのクリスマスプレゼント、有名なサンフォード・ヴァイル・マンハッタンの邸宅を娘に購入しました。レベチとはまさにこのことですね!